第二世代のろいじばくカビの持ち物を残飯 ⇒ 爪 にアレンジした爪カビ解説記事です。
食べ残しを消費せず、1vs2交換を狙える、
隣の 世界の じばく カビ
今回の記事も「有利さを確定させた上で仕掛ける運ゲー」、
「シングル見せ合い6⇒3選出や3vs3をメタる」など
ポケモン対戦自体をメタる要素を意識した、過去記事内容の実践編です。
メタ視点からみたポケモン対戦とその考察例 - Pokemon Ultravisitor
●1vs2交換
これからの金銀(加筆予定地) - stoicのポケモンGBAメモ帳
stoicさんのこの記事と似たような事をちょうど自分も考えていた。
・爆破は1試合の中で2回しか打てない
↓
・爆破で倒せる相手は2体まで
↓
・じゃあ爆破ポケで相手2体倒せばいいんじゃない??
(1vs2交換の成立)
ポケモンシングル対戦は3vs3の3すくみゲーなので、そのバランスを崩せばよい。
1vs2交換は実現できれば、シングル対戦を制したも同然である。
協力してもらうのは、第二世代最強の爆破ポケであり、古来から1vs2交換を狙う名手である、じばくカビゴン。
金銀のカビゴンにはやっぱ食べ残しが基本、なんて考え方、一緒にひっくり返してやろうぜ!!
●そんなわけで爪カビ
のしかかり のろい サブ技 じばく@せんせいのツメ
第二世代じばくカビ&いろいろ参考リンク
カビゴンの型からみたパーティ構築論 - stoicのポケモンGBAメモ帳
残飯のろいじばくカビは最低限の役割である1vs1交換を行ない、きちんと対策されていないと1vs2交換も狙える、2000では定番の型。
のろいじばくカビのバイブル的参考ログ PokemonBattleシミュレーター
引用元 真ポニョ+ログ集 - stoicのポケモンGBAメモ帳
☆爪で相手の立ち回りをメタれ!!
残飯じばくカビの、この立ち回りをメタった部分に注目し、道具を爪に変えて運ゲー要素を盛り込んだ部分が爪カビの強さ。
上記ログ同様、保険が利いた立ち回りで、事故を起こして1vs2交換を狙っていく。
その具体的なポイントをいくつか挙げる。
①2連続で攻撃を当てる
ターン制バトル・同時選択ゲー/対策ゲーであるポケモン対戦で、
すばやさ関係を逆転させ、2連続で攻撃を当てることができると、
それだけで立ち回りを確定させ、相手を崩す要因になる。
爪カビの ①のしかかりマヒ ②急所(=2発分の攻撃)③次ターンの爪発動、のどれかが出る確率は約50%。
50%で1vs2交換をやっちゃうクソゲー性能・・・そう考えるとなかなか強い!!
②火力と耐久を補う
のしかかりの威力は50じゃしょっぱいし、残飯ないカビなんて耐久足りなくてしょぼいでしょ・・って思うよね。
そのとおりだと思います。
そこをのろいと爪発動で補う。
50カビののしかかりは、のろい1積みで50ヘラクロスをほぼ確2。
フシギバナ・ライコウあたりのやわい物理耐久のポケモンなら7割くらいで2発。
微妙な数字だけど、上記①と組み合わせると、のろいを1回積むだけで1vs2交換のチャンスを作ることができる。
耐久面は2連続で攻撃を当てる事故を引けば、そのターンのダメージを相手から受けず、立ち回り上の耐久を補える。
爪発動による先制のろいの被ダメージ緩和、相手を事故らせた時の爆破回避(超重要!)など、立ち回り上の爪発動によって耐久を補える機会は意外と多い。
①②参考ログ
爪カビログ1 50%で事故のクソゲー
http://yasupokerog.hatenablog.com/entry/2015/11/21/031849
③爪による不確定クソゲー釘付け性能
このように爪が発動するだけでチャンスが増え、ほぼ毎ターン事故を狙った運ゲーを仕掛けていくことができる。
回復のある型と違って爪発動のデメリットはまったくない。
さらに相手にとっては常に23.4%爪じばくのリスクがあり、例えば爆破読みで爆破耐性ポケを出す、みたいな立ち回りだと読みが入ってしまい、結果安定した対策がしづらい。
また交代に1ターン費やしてしまうと、のしかかりの試行回数+突破ダメージの蓄積、のろいによる火力耐久の向上など、爪カビに余計なチャンスを与えることになってしまう。
こちらは有利状況を作り出して運ゲーを仕掛けていけばよいのに対して、相手は対面で不確定な立ち回りを強いられがちになる。
(これ、相手にとってめちゃくちゃ嫌だと思う)
事故を狙いに行く前の、追加効果マヒ(+痺れ)、急所、相手の攻撃はずれなどの可能性も加えれば、事故の数字はさらに伸びる。
爪じばくカビはその命尽きるまで、2重3重の保険がある運ゲークソゲー=爪カビガチャを、毎ターン引き続けることが出来るのである。
④サブ技によってさらに釘付け性能を上げる!
金銀2000ルールでじばくカビが3vs3で有利体面を作れる手っ取り早い方法は、攻撃範囲を広げ、受けに来た相手の役割破壊技を仕込むこと。
構築の方向性や選出強制力とサブ技を組み合わせることで、爪カビはさらに凶悪になる。
③④参考ログ
爪カビログ2 役割破壊で事故のクソゲー
http://yasupokerog.hatenablog.com/entry/2015/11/21/031916
●対戦ログ
実戦では、実際の確率以上によくわかんないけどなんか強いよな~感がある。
毎ターン隣の世界の運ゲークソゲーをしかける、爪カビガチャ強い!!
爪カビログ3 役割破壊+爪カビガチャ
http://yasupokerog.hatenablog.com/entry/2015/11/21/031934
爪カビログ4 パルシェンを事故らせる
http://yasupokerog.hatenablog.com/entry/2015/11/21/031952
爪カビログ5 やどりぎサポート+役割破壊
http://yasupokerog.hatenablog.com/entry/2015/11/21/032021
爪カビログ6 中レベカビゴン+カイリキー!
http://yasupokerog.hatenablog.com/entry/2015/11/21/032042
爪カビログ7 ナッシー+ミルタンク!
http://yasupokerog.hatenablog.com/entry/2015/11/21/032059
爪カビログ8 ゴローニャ+いばみがサンダー!
http://yasupokerog.hatenablog.com/entry/2015/11/21/032114
●おまけ
今回の記事には爪カビの袋とじおまけ記事がついているよ! お得だね!!
全世代せんせいの爪考察と爪カビの比較もあります^^
つよいぞ! 爪じばくカビ!!袋とじ記事 - Pokemon Ultravisitor
●おわりに
解説では1vs2交換を強調したが、もちろんふつうに耐久の低いじばくカビとしても使える。
パーティの方向性によっては、食べ残し回復量より爪の1~2回の発動のほうが有用であることもある。
食べ残しを他のポケモンに回せたり、型バレしていなければ爪が発動するまでわからないのも大きい。
今後、対面速攻志向パーティのカビゴンは、はらだいこ型だけじゃなく、爪カビもありかもしれない!
今回の記事は、
・じばくカビゴン考察
・食べ残しを持たないカビゴンの型
・せんせいのツメ考察
・50で崩すアイディア
・1vs2交換
・運ゲー要素
・確定された立ち回りや戦術 ・・・など
さまざまな視点やネタが絡んでいて、人によって見方や評価もけっこう変わってくると思う。
最近なにかおもしろいアイディアないかな~、と思っている方の潤いや刺激になればとてもうれしい!!!!!!!
例えば、
「のろいクソカビって、クソカビにのろいを入れた型だったじゃん。爪カビは逆にのろいじばくカビ側にクソカビの確率論的な部分を抽出して融合させた型だよね~」とか、
「爪カビって、じばくカビとでんじはリフスターミーを無理やり圧縮した型とも言えるよなー」とかね!
はじめて実証的な記事を書きました。
まだまだ書きたいことはたくさんあるので、また記事書きます!!