ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
パルキア | ハイドロポンプ | あくうせつだん | トリックルーム | まもる | ハバンのみ | プレッシャー |
バンギラス | いわなだれ | かみくだく | けたぐり | まもる | 黒い鉄球 | すなおこし |
ドクロッグ | けたぐり | ねこだまし | ふいうち | みきり | 命の珠 | かんそうはだ |
ホウオウ | ブレイブバード | せいなるほのお | みがわり | まもる | 強制ギプス | プレッシャー |
2019年4月30日、平成最後のポケモン対戦オフ!!
第五回関東4thGSオフ に参加してきました。
4thGSについて
4thGS とは WCS2010公式ルールである4世代の伝説ありダブル対戦のこと。
海外でも人気があるルールで、日本でも世界大会後にたびたびオフ大会のルールとして取り上げられてきたようです。
見せ合いなしのシンプルな 4on4ダブル、GS特有の高火力大怪獣バトルでとても楽しい!
そんな4thGS対戦を近年やっている関東4thGSオフに、前回に続き参加しました。。
構築経緯
初心者だった前回からWCS2019ルールも経験し、対応力が高い&これまで使ってない新しい並び使いたいな~(漠然)
と考えていたところ、主催のぱっちー様 (@ptrst102) からもらったレンタル案
この並びが初手からいろんな構築に対応できそうだったので、ここからスタート。
細かいチューニングや動かし方のアドバイスは別のプロにもききたい、
とぷりずむさん (@prism4763) にも相談する。
するとやはりS操作はほしい(サルキアなど格闘+竜がきつい)、というアドバイスから並び的にトリックルームがよさそうなのでトリルパルキア、そして強制ギプスホウオウというアイディアや立ち回りを教えてもらえたので、今回はそれで挑むことにした。
前回の追い風構築から今度はトリル構築を使ってみたかったこと、前回きびしかったディアルガ+ドーブルや初手猫+龍の並びに強めであることも魅力的に感じた。
個別解説
パルキア
ハバンのみ れいせい プレッシャー
・HCd振り最遅
・H185D134メタグロスをあくうせつだん+ホウオウのせいなるほのおで落とせる
パルバンギのパルの方。補完として優れた有名な並びで後発に控えていることも多いが、今回は「対応力の高いトリル構築」として初手パルバンギから展開。
持ち物はラティやディアルガ、ギラティナに安定するハバンのみとドーブル耐性のラムのみの選択だが、後述するバンギと合わせて今回はハバンを選択。
弱点であるドラゴン技に保険があり、相手の グラードン カイオーガ メタグロス やバンギミラーに圧力をかけながら、こちらのバンギドクロと合わせて円滑にトリル始動していく。
トリル後は優秀な範囲と耐性でゴリゴリ削っていきたいが、S94という遅くない素早さや盤面からホウオウをいかした方がいい場面もあり、相手の後発も考慮しながら勝負を決める動きを求められる部分が難しかった。
あと砂も起こっているのでHP管理がシビア。
バンギラス
黒い鉄球 ゆうかん すなおこし
H207 - A187 - B130 - x -D137 - S59
( H252 - A124 - D132 )
・最遅 A11n HD非砂嵐下でC202眼鏡りゅうせいぐん最高乱数以外耐え
・H185B150メタグロス が ダブルダメージいわなだれ×2+ホウオウのせいなるほのおで高乱数落ち
パルバンギのバンギの方。天候を制してパルキアのサポートをしつつ、パルキアできびしいディアルガドーブルやノオーツーの並び、クレセリアやラティオス、ギラティナに対応していく。
持ち物はスカーフドーブル+眼鏡ディアルガに対応できて鉄球カイオーガ グラードンを判別できる ラムのみ と
天候を確実に取れ、トリル下でカビゴンよりも早く動ける 黒い鉄球 との選択だが
今回はオフ当日に予選ブロックのメンバーをみて、スカーフドーブルより鉄球グラオーガやユキノオーの方が大事かな~と決めた。これは結果的には正解だった。
鉄球バンギはトリルミラーや相手のトリル対策にも強い。
数値が高く、貴重な全体技をひるみを押し付けながら打つことができ、範囲も優秀でトリル下のエースとして暴れてくれた。
ドクロッグ
命の珠 ゆうかん かんそうはだ
ねこだまし けたぐり ふいうち まもる
・hAd S84(最遅90族抜かれ) 個体
後発は猫だましでトリル始動のサポート役、草水格闘岩技の引き先となるドクロッグ。
トップメタであるカイオーガ、前回高KPだったディアルガやバンギミラーと戦え、構築的にもメタ的にもかみ合う枠。
命の珠の火力が高く、短命ですぐ後発につなげられるので火力と速度は合っていた。
WCS2019のサン&ムーンシリーズで使っていたのでだいたいの動かし方はわかっていたが、やはりオーガルンパやディアオーガへの信頼感があった。
ホウオウ
強制ギプス ゆうかん プレッシャー
ブレイブバード せいなるほのお みがわり まもる
・HAぶっぱ最遅
伝説枠2匹目は 初手で一貫する地面草格闘を切り、凍結にも強いホウオウ。
炎+飛行という独特の範囲とA特化の高火力技で止まる相手が少なく、かなり動かしやすかった。
ガチガチにトリルに寄せた構築なので、強制ギプスとみがわりを搭載。
参考記事 【第四GS】カポエラーディアルガ 群馬制覇後の環境変化を考慮して生み出されたバージョン2編 - ニクットスワローズ
初手鉄球バンギで砂を起こすこと前提であるため、強制ギプスやみがわりの枠はHP管理がやや不安だった。
しかし実際に使ってみるとトリル下で確実に動き、メタグロスに爆発での切り返しを許さず、トリル構築ミラーでもグラードンカイオーガと同速勝負ができる強制ギプスはたしかに強かった。
みがわりはトリル切れ最終ターンや相手のまもるが読める場面で押すことで勝負の決め手となる。
伝説枠2匹ともメタグロスに強めなのもいいかんじ。
動かし方
初手で相手とのS関係を把握し、バンギが動ける場合はバンギなにか+パルキアトリル、
バンギがきびしい場合はバンギ引きドクロでパルキア攻撃か守るから入り、2ターン目から猫+トリルで比較的安全にトリル展開スタート。
もともとが補完に優れた並びなので相手の初手に合わせたリアクショントリル展開が始動できる。
その後は相手もトリルに合わせて動いてくるので裏の並びを予想しながら、そのまま攻めるかホウオウを噛ませるか考えて動いていく。
トリル下最速で全体ひるみ技を打てるバンギとパルキアorホウオウをいかに上手く機能させるかがキモ。
ドクロはカイオーガに役割がある場合やトリル切れ後に再度猫+トリル展開が狙える流れでは大事に扱った方がいい。
簡易ログ
vs ビーンさん
柏勢対決。
天候雨→砂
バンギ→ドクロ パルキアあくう→ディアルガ カイオーガしおふき ディアルガトリル
カイオーガ→クレセ ドクロけたぐり→ディアルガおち パルキアハイドロポンプ外し しに出しドサイドン
ドクロ守る パルキア守る ドサイドンみがわり クレセリアサイキネ
ドクロ→バンギ パルキア→ホウオウ ドサイドン地震 クレセリアサイキネ
ホウオウ守る バンギけたぐり→みがわり破壊 ドサイドン雪崩 クレセリア草結び→バンギ落ち しに出しパルキア トリル切れ
ドサイドン守る ホウオウブレバ パルキアハイドロ集中 クレセリア耐えてトリル
2ターン目まではいい動きができていたが 3ターン目のみがわりでプランが崩れ
そこからはドサイドンにボコボコにやられる。
振り返ってみるともう少し択を作るなどやりようはあったが、3ターン目以降こちらの動きが悪く、特化珠ドクロッグの不意打ちを打ってもドサイドンのみがわりに高確率で耐えられてしまう、ハイドロポンプ外しでクレセリアが延命してしまうなど苦しい要素も多かった。
みがわりは既に公開された構築記事をしっかり頭に入れていない自分がよくないので、対策不足。
vs ヤトーさん
カイオーガ→メタグロス バンギ→ドクロ パルキア守る サルインファ
パルキア→ドクロ サル守る グロス爆破 ドクロホウオウ落ち しに出しギラティナ パルキアバンギ
ゴウカザルのアンコールを警戒しておらず、爆破を通されて負け。
真理のブログ記事更新してほしい。
vs はらみたんさん
今大会予選抜けベスト8構築&プレイヤー。
バンギミラー対面
こちらバンギ守る クレセ手助け パルキアハイドロ→バンギ 相手バンギけたぐり→バンギ
相手バンギ守る パルキアあくう バンギ砕く クレセトリル
こちらバンギけたぐり→相手バンギ落ち クレセ眠る→カゴ パルキアあくう しにだしカイオーガ
バンギ→ドクロ パルキア守る クレセ草結び カイオーガしおふき
ここで降参もらって勝ち
初手のミラーケア、相手にトリルを貼らせて最遅バンギで相手のバンギを落とせたところがでかかった。
はらみたんさんとは前回も対戦し、ムーンシリーズ交流会でも一緒にチームを組んだり何かと縁がある。。
vs だいわさん
バンギ→ドクロ パルキア守る ミュウツーみがわり ドクロけたぐり→こちらドクロ
相手ドクロ→ノオー ドクロ不意打ち→ミュウツーのみがわり割る ミュウツーふぶき パルキアトリル あられでドクロ落ち しに出しバンギ
パルキア→ホウオウ ミュウツー守る バンギ雪崩 ノオーオボン発動して草結び→ホウオウ
ノオー守る バンギ雪崩 ミュウツー落ち ホウオウブレバ しに出しドクロ
バンギ守る ドクロ猫→ホウオウ ノオー草結び ホウオウひるみ
バンギ→パルキア ノオー→オーガ ドクロ守る ホウオウみがわり トリル切れ
パルキア守る オーガしおふき ドクロけたぐり ホウオウブレバ→オーガ
ホウオウ守る カイオーガしおふき ドクロけたぐり→パルキア落ち しに出しバンギ
そのまま押されて負け
ラストはけたぐりを耐えると思っていたが落ちてしまいトリルを貼れず。
ホウオウブレバがドクロなら勝てていたかもしれない(雨で襷が回復したか覚えてない)。
初手のミュウツーのみがわりがかなり強い動きで、こちらのドクロッグが早々に落ちたことが最後まで響くカタチになった。
従来のノオーツーと違い後出しノオーで天候が取られたり、相手の立ち回りが上手くて悔しい一戦だが、草結びをホウオウで受けてトリル最終ターンをみがわりで切り返す理想的な動きはできた。
vs 雑草さん
パルキア守る ラティ電磁波→パルキア ホウオウせいなる炎→バンギヤケド バンギ砕く→ラティ
ラティ電磁波→パルキアマヒ ホウオウみがわり バンギ雪崩 パルキア痺れ
ラティ→ドータ ホウオウ守る バンギ雪崩 パルキアトリル
ホウオウ→ギラティナ バンギ雪崩 パルキアハイドロポンプ→ギラティナ ドータトリル返し
ギラティナ瞑想 ドータ草結び→バンギ落ち パルキアトリル しに出しホウオウ
そのままギラティナが崩せず負け
初手から両縛りの有利対面だが相手がまさかのヤケド狙い&トリルできない台パン展開。
なんとなく耐久積み系の並びだろうと予想して展開を作ってくるラティを狙ったが、慎重になりすぎずに初手でガンガン突っ張っておけばこんなことにはならなかった。
まあこれは相手がそういう相手だったりそういう選択肢もきちんとあるということを考慮できていなかったので、経験不足の負け。
vs 竜胆凛さん
今大会3位構築&プレイヤー。
【オフレポート】第五回関東4thGSオフ【グラードン+ラティアス】 - ぴょんぴょん党ミミロップもふもふし隊本部
ラティオス光の壁 グラードン地震 バンギ砕く→ラティ落ち パルキアトリル しに出しルンパ
バンギ→ホウオウ パルキア守る ルンパ猫→ホウオウ グラードン剣舞A+2
ルンパ守る ホウオウブレバ→ルンパ パルキアハイドロ→グラ グラ雪崩 しに出しバンギ
グラ守る バンギ雪崩 パルキアあくう ルンパ草結び パルキア砂ダメで落ち しに出しドクロ
この後トリル最終ターンで落とすがラストグラホウオウで詰められて負け
トリル2ターン目の猫択と見えてない剣舞、3ターン目の守る集中拓をすべて外して負け。
相手の動きが強かった(相手のグラはホウオウパルキア集中で落ちてしまう)が、こういう択負けは正直しょうがない気もする。
しかし光の壁やルンパでかなり意識を散らされていたので、相手の思惑通りだったかもしれない。
また光の壁ありでも砂下ハイドロでHDグラにいいダメージは入るので、トリル下バンギと一緒にもっと強気にせめてもよかったかも。
vs アスベルさん
ログとり忘れ;
初手でドーブル落としてディアルガに苦戦するけどノオーが礫を打ってくるなど削られなくて、トリル下でパルバンギでがんばって勝った気がする。
予選リーグ 2 - 5 で予選落ち
フレ戦
vs stoicさん
今大会4位構築&プレイヤー。
第五回4thGSオフに行ってきた&ホークツー使用記録 - stoicのポケモンGBAメモ帳(二)
バンギ→ドクロ パルキア守る ホークブレバミュウツー雷→パルキア
ホーク→ノオー ドクロ→バンギ 天候あられ→砂 ミュウツー吹雪 パルキアトリル
ノオー→ディアルガ パルキア→ホウオウ ミュウツー守る バンギ雪崩
ミュウツー→ノオー バンギ雪崩 ノオーオボン発動 ホウオウせいなる炎→ディアルガ ディアルガひるみ
ノオー守る バンギけたぐり→ディアルガ落ち ホウオウ炎 しに出しミュウツー
バンギ砕く→ミュウツー ノオー守る ホウオウみがわり
ここで降参もらって勝ち。
初手のケア(威嚇も解除)、2ターン目でバンギ出しながらトリル始動、バンギ+ホウオウを並べて勝ちパターンに持ち込めた。
ノオーツーやホークツーにはこんなかんじの流れでイメージしていたのでうれしい。
勝ちログ見るのはたのしいな^^
反省点と感想
8戦して 3 - 5 、みがわり2/アンコール1 の枠をケアできてない負けが3、
択負けはミュウツーのみがわりと合わせて1、ラティグラに1、ホウオウラティに1の3で5敗。思ったところをメモしておく。
・トリル構築を操作する自分の実力不足
「対応力が高く、パルバンギホウオウを通すトリル構築」というと聞こえはいいが要は相手の構築を全て見通し、その上でコントロールする腕が必要となる。
みがわりアンコ負けはもちろん、細かい立ち回りでも4thGSに対する自分の理解・実力や練習不足を感じた。
とても扱いの難しい構築であり、上手い人が使うともっと構築の性能を引き出せていたと思う。
・対応力が高い ≒ コストが高い
次は自分が考える構築の欠点について。
この構築は4匹で柔軟に全対応を目指して組んでいるため、自然と相性補完(並びでの得手不得手)が生まれ、そこにかなり注力している。
初手バンギパルキアの並びや、たとえばバンギがきついからドクロ引きでクッションを挟んだトリル展開、トリル展開しても相手の構築や展開をしっかり読んで突っ張り or ホウオウバック、ドクロの役割管理、ドクロパルキアホウオウのHP管理など、、そのぶん不確定要素や隙も孕んでしまっている。
その結果、トリル始動へのコストが既存のディアドーやクレセリアドータクンなどより高く、さらにその後も相手を圧倒する全体技や一貫性の不足がみられ 5ターンで相手を押し切れない、必然的に択が発生しやすい構築になっていた。
またカイオーガには厚めに組んであるほうだと思うが、それでもカイオーガ入り構築にそれ以外の部分で負けてしまっていたり、裏のドクロホウオウどちらかが展開によって腐りほとんど仕事がなかったりした。
ただでさえ火力択インフレのGSルールにあって、切るところは切って押し付ける編成の方が強い。またダブル一般論でもトリル構築は偏った編成や瞬間火力、瞬発力の高い構築の方が強い。
構築のリソースとしても、GSルールとしても、ダブル構築としても、この構築はそのコンセプトを昇華できていない部分があり、中途半端なカタチになってしまっている気がした。
・相手の対応力が高い
この構築はぱっちーやぷりずむくんにアドバイスをもらって
オーガルンパ、ディアドー、ノオーツー、キッスオーガ、グラクレセ、トリルミラーなど当たり前だが既存の構築に 2~3ターン目くらいまではしっかり動かせるように組んであった。
しかし実戦では初手ドクロみがわりミュウツーからのノオーツーだったり、剣の舞+猫光の壁だったり、みがわりやアンコールだったり択の押し付けだったりと、それを上回る対策の対策を構築に組み込んでいたり、プレイングで強引にカバーするなど相手の構築やレベルが高く、4thGSオフのレベルの高さや机上と実戦の難しさなどを改めて感じた。
進歩していて、レベルも高い! これが現代4thGS!
というわけで反省点は多いが得るものも多いオフでした。
他にもリアルの都合で4月はマジで全くポケモンをする時間がとれず、今回も大会直前に準備していたので、付け焼刃ではきびしいものがあったかなあと思います。
4thGSはまだまだ初心者なので、もっと対戦したい。
オフ自体は雰囲気がとてもよく、いろんな人が集まってめちゃくちゃ楽しかったので、また腕を磨いて参加したいですね。
主催でROMと個体を貸してくれたptrstさん、個体を貸してアドバイスしてくれたぷりずむさん、ありがとうございました!
次はもっと準備して、ROMも買うぞ!!
平成最後の4thGSオフ!!
— yasu (@YasupokeL15013a) 2019年4月30日
ばんなブロックです(ブロック名は令和に負けたザコたち)
スタッフ&参加者のみなさん、よろしくお願いします🤲 pic.twitter.com/89aqrxtfuF
あれ、4thGSオフ 4次回カラオケに8人いるじゃん⁇
— yasu (@YasupokeL15013a) 2019年4月30日
⇨SFR全キャラ総当り大会開始待ったなし!! pic.twitter.com/h3QWJAVevW
もうおまえ、オールはやめとけ。。